糖尿病と糖尿病予備軍

厚生労働省による ”2016年国民健康・栄養調査” では、糖尿病の予備軍は1000万人となり、実際、糖尿病の人口は1000万人となりました。また、2型糖尿病と深く関係する肥満も増加し、体格指数(BMI)>25の肥満の割合は、男性で31.3%、女性で20.6%となっていました。男性では50才代でその割合が最も多く36.5%で、50才代の男性の3人に1人以上が肥満になっているということになります。

糖尿病予備軍だからといって安心はしていられません。

食事・運動療法、必要なら薬物療法を正しく行えば予後が良くなることが知られていますが、治療をしないで放置すると10年後にはその約6割が糖尿病に移行してしまいます。また糖尿病に移行するまでのあいだに心筋梗塞などの心血管イベントが発生することがあります。

特に血縁者に糖尿病があって年齢が40歳以上の方で気になる方、肥満気味で高血圧や脂質異常症など他の生活習慣病がある方は是非糖尿病の精密検査を受けることをお勧めします。

糖尿病があるからといって一人で悩むことはありません。

確かに糖尿病発症後、治療せずに放置すると全身に及ぶ合併症が出現していきます。大事なのは合併症の出現をいかに防いていくかということです。

そのためには低血糖にならない程度に血糖を正常近くにコントロールし、定期的に合併症の検査を行うことが重要です。糖尿病という病名の重圧に押しつぶされることなく、ただうまく血糖のコントロールを行えばいいのです。

そうすれば合併症の出現は回避できるのです。糖尿病の治療としては、食事・運動・行動療法を中心に薬物療法として最近さまざまな治療薬(内服薬や自己注射薬)が登場してきています。

あくまで治療の基本は食事・運動療法ですが、この2者を土台にし、これらの薬をうまく組み合わせることにより良好に血糖をコントロールすることができるようになります。

発症すると治らないと言われていた糖尿病ですが、新しい薬の登場によりある程度は回復していく可能性が出てきました。

ある患者さんは糖尿病を発症してすごく落ち込まれました。

それは当然のことでしたが、治療をしていくうちに自分のくせや環境のことなどいろいろな気づきが得られ、それをひとつひとつ克服していくことが楽しくなって、いつの間にか血糖値は著名に改善し、以前よりも前向きに楽しく毎日を過ごされています。

 

さあ我々と一緒に、前向きに治療に取り組んでいきましょう。

糖尿病について

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院長プロフィール

日本糖尿病学会認定糖尿病専門医
日本内科学会認定総合内科専門医

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院長の業績

Contribution of Leptin to Energy Expenditure and Glucose Metabolism in Fasting.・・・

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学会活動

海外の学会
4th International Conference on Prehypertension, Hypertension・・

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