睡眠と肥満・糖尿病の関係

寝不足で太る・・・?(睡眠と肥満・糖尿病の関係)

夏になり暑くなると熱帯夜が原因で寝不足になりがちです。睡眠と肥満には密接な関係があり、寝不足があると知らずのうちに食べる量(摂食量)が増え体重が増加することが知られています。さらに、睡眠不足あるいは夜勤の勤務形態が血糖値を上昇させ、糖尿病発症のリスクを増加させ、糖尿病を増悪させることが報告されています。摂食量は脳内視床下部の摂食中枢と満腹中枢が体内のホルモンの影響を受け、食欲を亢進あるいは減少させる役割を持つホルモンからも制御されています。レプチンというホルモンは脂肪細胞から分泌されますが、主に摂食を抑制させる、すなわち体重を減少させるホルモンで睡眠不足時に分泌低下となります。一方、グレリンというホルモンは胃から分泌され食欲を増加させる作用があり空腹時や寝不足の時分泌が亢進します。また、脳の視床下部で分泌されるオレキシンというホルモンも食欲を増加させる作用があり、睡眠・覚醒の調整にも関係し睡眠不足時に分泌されます。このように、睡眠不足時レプチンの低下、グレリン、オレキシンの上昇で摂食が亢進、体重増加につながります。寝不足の日は無意識のうちに過食になっている可能性があるので注意しましょう!少しでも早めに寝るくせをつけ、朝は気持ちよくスッキリ目覚めたいですね。

 

 

監修:上野尚彦 (上野内科・糖尿病クリニック院長)

日本糖尿病学会認定 糖尿病専門医
日本内科学会認定 総合内科専門医
鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 非常勤講師
日本糖尿病学会 近畿支部評議員

1988年に島根医科大学を卒業後、神戸大学医学部第二内科に入局。神戸大学大学院医学研究科博士号を取得。米国フロリダ大学医学部  博士研究員、神戸海岸病院内科部長などを経て、上野内科・糖尿病クリニックを開院。

 
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