糖質制限ダイエットについて
糖質制限ダイエットについて
最近、糖質制限ダイエットが注目されています。これは、
ごはん、パン、麺類などの炭水化物の摂取を控え、おかず
(タンパク質、脂質)はあまり制限しないというダイエット法です。
このダイエット法により体重が減り、血糖値も下がることが多く、
かなりの効果が出ることもあります。身体は、活動を行う上で
絶えずエネルギーを必要としています。最初にエネルギーとして
使われるのがブドウ糖で、これは炭水化物に由来しています。
従って、炭水化物摂取しないと主なエネルギー源が不足し、
物事に集中できなくなったり倦怠感や頭痛が出現しやすく
なります。
例えば炭水化物は一切取らないといった極端なダイエットは、
何かしらからだにとって弊害が生じる可能性があります。
目先的には、体重が減り、血糖値が下がり結果にコミットして
インパクトが大きいかもしれませんが、これを長期的に行うと、
悪玉コレステロールが上昇して動脈硬化が出現したり寿命が
短くなるといった弊害が報告されています。炭水化物は
取りすぎると体重が増え、血糖値も上がります。やはり、
適量がいいようです。日本人は古来から、いかにお米をおいしく
食べるかを追求してきたのではないでしょうか?多過ぎず少な過ぎず
適量適度の炭水化物をとり、毎回の食事を楽しみたいものです。
監修:上野尚彦 (上野内科・糖尿病クリニック院長)
日本糖尿病学会認定 糖尿病専門医
日本内科学会認定 総合内科専門医
鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 非常勤講師
日本糖尿病学会 近畿支部評議員
日本内科学会認定 総合内科専門医
鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 非常勤講師
日本糖尿病学会 近畿支部評議員
1988年に島根医科大学を卒業後、神戸大学医学部第二内科に入局。神戸大学大学院医学研究科博士号を取得。米国フロリダ大学医学部 博士研究員、神戸海岸病院内科部長などを経て、上野内科・糖尿病クリニックを開院。