糖尿病の運動療法(運動のタイミングについて)

運動はどのタイミングで行えばよいのでしょうか?

糖尿病の運動療法において、急性効果と慢性効果があります。歩行などの運動時、筋肉を動かすためのエネルギーとして糖分が必要になります。そのため血中の糖分が消費され血糖値が低下し急性効果が現れます。また、一定時間の有酸素運動で脂肪の分解が起こります。運動を続けることによって体重の減少、筋肉量の維持・増加が起こり、インスリン抵抗性が改善し(インスリンが効きやすくなり血糖が下がること)、心肺機能が強くなり、その他血圧や脂質も改善するような慢性効果が出現します。

食事をすると血糖値が上昇し、糖尿病の場合1~2時間後にピークに達することが多いので運動のタイミングとしては、食事後1~2時間を狙って開始するのがよいと考えられます。食事・運動療法のみでの糖尿病治療においては食前の運動でもかまいませんが、薬物療法中の場合(特にインスリン注射やSU剤を内服中の場合)、食前に行うと低血糖が出現する可能性があるので注意しましょう。

運動中は、血糖値が下がっているのだな、脂肪も燃えている、とイメージしながら体を動かしましょう!